2006年02月08日(水) 19時30分
消費者金融で借り手保護へ 最高裁判断受け規則改正(共同通信)
金融庁は8日、消費者金融の契約で「利息の返済が滞れば一括返済を求める」といった貸し手側の特約条件を厳しくする方針を決めた。貸金業規制法施行規則を7月に改正し、借り手保護を強化する。
最高裁が1月、利息制限法と出資法の金利の中間に当たる「グレーゾーン金利」の有効性を狭める判断を示したことを受けた。このグレーゾーン金利の融資で利益を上げている消費者金融には打撃となる。
利息制限法の上限金利を超えた金利分の支払い遅延では、この特約が認められないことになる。
金融庁は、消費者金融の借り手に対して貸金業者が発行する受取証書や支払いを催促する書面についても、簡略化を認めない。
(共同通信) - 2月8日19時30分更新
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