悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
調べに対し、「生活費のためにやった。落札商品はオークションで転売した」と供述。欧米でフィッシングがはやっているのを知って犯行を思い付いたという。男は昨年3月から約300件、約550万円分を詐取したとみられ、警視庁は余罪を追及する。
調べでは、男はフィッシングで不正に入手した横浜市に住む事務員女性(28)のID、パスワードを悪用。先月13日、東京都豊島区のネットカフェから、ネットオークションに応募し、埼玉県三郷市の会社員男性(42)が出品していた旅行券2枚などを計約2万円で落札した疑い。
男は昨年3月から、ヤフーオークション利用者に「落札情報を確認ください」と記したおとりメールを約5500件送信。本物に似せたフィッシングサイトにアクセスさせて約500人分のパスワードなどを入手していた。
落札した旅行券や商品券などの送付先を他人の自宅に指定。郵便受けに投函(とうかん)された商品を取っていたという。
■フィッシング 銀行や信販会社などからの電子メールを装い、受信者を偽のウェブサイトに誘導して暗証番号やクレジットカード情報などを入力させる詐欺のこと。入手した個人情報を使い、金銭などをだまし取る手口が多い。米国では2003年ごろから被害が急増、同年の被害額は約1200億円に達したとされる。国内でも一昨年後半から被害が相次ぎ、経済産業省などが対策に乗り出した。
ZAKZAK 2006/02/07