2006年02月07日(火) 00時00分

女児殺害の元新聞販売店員、雑誌に手記寄せ殺害否定（ZAKZAK）

　奈良市で２００４年１１月、小学１年の女児を誘拐、殺害したとして公判中の元新聞販売店員の被告（３７）が、７日発売の月刊誌『創』３月号に「自宅で女児に睡眠薬を服用させ浴室に連れていった。いったん部屋に戻った後、浴室の扉を開けると、女児が浴槽でおぼれ死んでいた」などとする手記を寄せていることが６日、分かった。

　殺害行為を否認する内容だが、被告はこれまでの公判で女児を浴槽に沈めて殺害したことを認めており、弁護人は「罪の重さを受け止めきれず、現実逃避しているのだろう。手記の内容を法廷で主張するつもりはない」と話している。

　手記では「女児を眠らせていたずらしようと考え、睡眠薬を５、６錠コップの水に入れ服用させた。女児は酩酊（めいてい）状態だった」などとしている。

　被告は、情状鑑定のため公判が中断された昨年夏ごろから弁護人や鑑定人に対し、手記のような内容を主張し始めたという。公判は近く再開される見通し。

ZAKZAK 2006/02/07

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_02/t2006020712.html