2006年02月05日(日) 03時05分
番組不正コピーのネット流出防止、監視組織発足で合意(読売新聞)
NHKと在京民放キー局5社が、インターネット上で商品を競売するネットオークションでテレビ番組の不正コピーが出回ることを防ぐため、自主的な監視組織を今年4月をめどに発足させることで合意したことが4日、明らかになった。
4月から携帯端末向け地上デジタル放送(ワンセグ)が始まるのを機に、地上放送、衛星放送の区別なく監視の目を光らせ、著作権者などの権利保護に乗り出す。インターネットの普及に伴う「放送と通信の融合」が進むなかで、知的財産権保護の新たな取り組みとして注目されそうだ。
監視組織は、あらゆる放送コンテンツ(番組内容)を対象に、インターネットでの流通やDVD(デジタル多用途ディスク)の違法販売などを常時チェックし、悪質なケースには警告し、著作権の侵害などの違法性がはっきりした場合には捜査当局に通報する。
NHKと民放キー局は、業界で組織する地上デジタル放送推進協会などと協力しながら監視の手法などを協議している。
(読売新聞) - 2月5日3時5分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060205-00000001-yom-bus_all