2006年02月01日(水) 03時12分
架空請求詐欺で6人逮捕、被害は2億円超か(読売新聞)
実在しない債権回収会社を名乗り、未納料金の請求を装って現金をだまし取ったとして、静岡、神奈川両県警共同捜査本部は31日、架空請求グループ6人を詐欺の疑いで逮捕した。
このうち2人は、振り込め詐欺グループの仲間を内紛から死亡させたとして傷害致死罪などで公判中。共同捜査本部は、口座の入金記録などから同様の手口で、約170人から約2億7000万円をだまし取ったとみて裏付けを急いでいる。
逮捕されたのは、東京都中野区中野、会社役員今井琢麻(24)、埼玉県和光市白子、会社員大東周平(21)ら4容疑者。
再逮捕されたのは、東京都西東京市中町、無職渡辺丈晴(25)、住所不定、無職村山明行(26)の両被告。
調べによると、今井容疑者ら6人は2004年7月ごろ、実在しない債権回収会社「日同プランニング」の名で、静岡県富士宮市の女性事務員方に、さも女性が電子通信の契約をしていて料金が未納であるかのように、「未納利用料請求最終通告書」のはがきを郵送。
さらに、電話で督促を装い、「書類は裁判所に行っている」とうそを言って、4回にわたり計約630万円を銀行や郵便局に振り込ませた疑い。
(読売新聞) - 2月1日3時12分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060131-00000115-yom-soci