2006年02月01日(水) 19時16分

リフォーム詐欺主犯格か、親会社社長を逮捕（読売新聞）

　東京の住宅リフォーム会社グループ「サムニングループ」による詐欺事件で、警視庁生活経済課は１日、同グループの親会社だった「エム・エイチ・エス」社長、小川隆司容疑者（３８）（東京都渋谷区広尾２）を詐欺容疑で逮捕した。

　同課では、小川容疑者は一連のリフォーム詐欺グループのトップで、事件の主犯格だったとみて、追及する。

　エム社元役員で「サムニンジャパン」元社長の小松茂樹被告（３４）（詐欺未遂罪で起訴）らエム社の元役員４人も同容疑で再逮捕した。

　調べによると、小川容疑者は小松被告らと共謀し、「建物が崩れる」などとウソを言って、リフォーム工事契約を取り付ける違法な勧誘方法を営業担当者に指導。この指導を受けて、エム社の営業担当だった白倉敬之被告（２６）（同罪などで公判中）が２００２年１月、横浜市の会社員男性（４７）に対し、「屋根裏の柱がゆがんでいる。地震がきたら家が崩れる」などとウソを言って、工事代金約１１７万円をだまし取った疑い。

　調べに対し、小川容疑者は「知りません」と容疑を否認している。

　同課では、これまで逮捕した元社員数人の供述などから、小川容疑者が違法な勧誘方法を発案し、指導していたと断定した。

　エム社は００年９月〜０４年１１月、住宅リフォームや浄水器販売などで約１５０億円を売り上げており、同課で、詐欺行為の全容解明を目指す。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060201-00000012-yom-soci