2006年01月30日(月) 22時28分
フィッシング詐欺を断つ!ヤフーなど新システム開発へ(読売新聞)
電子メールを使った「フィッシング詐欺」対策として、産業技術総合研究所とヤフーは30日、暗号技術を使った新たなセキュリティーシステムの開発に乗り出すと発表した。
フィッシング詐欺は、昨年2月に国内のカード会社で現金が引き落とされる被害が報告されるなど社会問題となっている。金融機関はパスワードの強化といった対策を各機関ごとに導入。コンピューターウイルス対策ソフト会社も、不審なメールを遮断するソフトを販売しているが、いったんIDなどを打ち込んでしまうと、被害は防げなかった。
これに対して、新システムは、暗号技術を応用し、仮に打ち込んでしまっても盗み取られない認証技術を開発する。同社が運営する国内最大のインターネット・オークション用の試作モデルを今年中に完成させた後、他の機関でも使える汎用(はんよう)モデルの構築を目指す。
共同開発は、同社を装った偽ホームページが昨年12月だけで20件も見つかったことから、産総研に呼びかけて実現した。
(読売新聞) - 1月30日22時28分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060130-00000015-yom-soci