2006年01月28日(土) 02時52分
集団生活 渋谷容疑者 自宅からスタンガン 恐怖心植え付け誘う?(産経新聞)
東京都東大和市で“一夫多妻”の集団生活に加わるよう女性が脅された事件で、自称占い師、渋谷博仁容疑者(57)=脅迫容疑で逮捕=の自宅から、スタンガン(高圧電流銃)数個や「ザ・殺人術」や「催眠術師になりたい」などのタイトルの本が押収されていたことが二十七日、警視庁の調べで分かった。
渋谷容疑者は集団生活に参加させようとした女性を自宅に招いた際、暗い部屋に通し、電気スタンドを突きつけ「霊がついている」「まわりはコピー人間だ」と説明していたことがあったという。警視庁は霊の話などを持ち出し、恐怖心を植え付け、女性を誘っていた疑いもあるとみて、スタンガンや本が、悪用されていなかったか調べる。
「ザ・殺人術」は米国で出版されたものを翻訳したもので、殺害方法を図解入りで解説。「催眠術師−」は簡単に催眠術がかけられる方法を紹介した本だった。
これまでの調べでは、渋谷容疑者は、平成十二年ごろに「占い師助手募集」の広告を出し、集まってきた女性たちと同居を開始。その後は、同居女性が仕事先などで知り合った女性たちに「いい占い師がいる」と声をかけ、容疑者に引き合わせていた。
集団生活の参加者には、連れ戻しにきた親に催涙スプレーを噴霧した女性もいたが、家宅捜索では、こうした際に使用したとみられるスプレーも押収された。
(産経新聞) - 1月28日2時52分更新
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