2006年01月26日(木) 11時01分
スパイウエア作成で逮捕=国内初、手配の元IT社員−口座から不正送金・警視庁(時事通信)
スパイウエアと呼ばれる不正ソフトを使った預金詐欺事件で、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは26日までに、電子計算機使用詐欺などの疑いで指名手配していた住所不定、元IT関連企業社員竹川敦容疑者(31)を逮捕した。
竹川容疑者は「3カ月ぐらいかけて、スパイウエアを作った」と供述している。スパイウエア作成者の逮捕は国内で初めてという。
調べでは、竹川容疑者は無職平山喜一被告(34)=公判中=と共謀。スパイウエアを潜ませたファイルを電子メールに添付して送信し、川崎市の貴金属販売会社のネットバンキング用IDやパスワードを入手。これらデータを使って昨年7月、ジャパンネット銀行に開設された同社の口座から自分の口座に21万6000円を送金した疑い。
竹川容疑者は消費者金融に約200万円の借金があり、「金に困ってやった」と話している。
(時事通信) - 1月26日11時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060126-00000028-jij-soci