2006年01月26日(木) 12時20分
「Netscape 8.1」が公開に--オンライン詐欺対策を強化(CNET Japan)
Netscapeは米国時間25日、「Netscape 8.1」をリリースした。この最新バージョンでは、スパイウェアやフィッシングなどのオンライン詐欺からユーザーを保護するための機能が強化されているという。
Netscapeの関係者によると、Netscape 8.1は、スパイウェア/アドウェア対策機能を搭載し、ユーザーがダウンロードしたファイルや、勝手に送られてきたファイルをスキャンするという。またNetscape 8.1には、メモリやディスクをスキャンする機能も追加されている。
また、その他のセキュリティ機能としては、フィッシングサイトの可能性があるウェブサイトの情報を保持する自動更新型ブラックリストや、ユーザーが自分のコンピュータに何らかの対策が必要かどうかを判断するためのセキュリティセンター機能も追加されている。
Netscapeでセキュリティ機能が強化された背景には、ブラウザの脆弱性が悪意ある攻撃者に狙われるケースが増えているという事情がある。2005年の春には、Netscapeのブラウザにも脆弱性が見つかっていた。
Netscape 8.1では、RSS(Really Simple Syndication)のサポートも強化されており、例えばRSSフィードをブラウザ上で閲覧できるようになり、専用のビューアソフトが要らなくなった。
さらに、新しくなったプロフィールマネージャを使えば、複数のユーザーが1つのブラウザを共有することも可能だ。この場合、ブックマークやパスワードなどの設定は個別に維持されるようになっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。
海外CNET Networksの記事へ
関連記事
ネットスケープ、「Netscape 8.0.4」をリリース--「Firefox」の修正を反映 - 2005/10/20 18:09
Netscapeブラウザ、復権なるか--HP、新型PCへのバンドルを発表 - 2005/10/04 11:26
ネットスケープ、「Netscape 8.0.3.1」を公開--重大な脆弱性2件を修正 - 2005/07/26 14:53
発表直後の「Netscape 8」に脆弱性--ネットスケープがアップデートを公開 - 2005/05/23 11:36
ネットスケープ、「Netscape 8」の正式版をリリース - 2005/05/20 13:21
■CNET Japanニューズレター(無料)
毎朝メールで最新テクノロジー・ビジネス情報をお届けします。お申し込みはこちら。
[CNET Japan]
http://japan.cnet.com/
(CNET Japan) - 1月26日12時20分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060126-00000003-cnet-sci