2006年01月23日(月) 20時17分
<インターネット協会>ネット利用アドバイザー制度を開始(毎日新聞)
子供や初心者がインターネットを安心して利用できるようアドバイスできる人材を養成するため、財団法人インターネット協会は20日、「インターネット利用アドバイザー」制度を始めた。アドバイザーに認定されると、各地で開催されるセミナーに協会から講師として派遣される。
受験資格は、同協会が実施する「インターネットにおけるルール&マナー検定」で90ポイント以上得点し「スコア認定証」を取得していること、20歳以上で日本語が堪能であること−−など。電子メールで論文を提出し、東京都港区の協会内で面接試験を行う。試験に合格し、さらに「インストラクター研修」を終了すると、「インターネット利用アドバイザー証」が授与される。アドバイザー証の有効期間は3年間。
協会では、文部科学省、総務省と実施している「e−ネット安心キャラバン」で、年間1000講座の開催を目指しているほか、自治体主催のセミナーなどにも講師を派遣している。しかし、長崎・佐世保市の児童殺害事件以来、セミナー講師、講演などの要望が激増し、協会の講師2人では対応が困難になった。また、東京都の事業では通信事業者、フィルタリングソフトメーカーなどと協力して講師を派遣しているが、専任ではないため、年度末などの繁忙期に要望に応えることは難しい。このため協会では、「ルール&マナー検定」の上位成績者のスキルを生かし、講師不足を解決したいと考えて同制度をスタートさせることにした。
2006年上期の「ルール&マナー検定」は20日から3カ月間実施。インターネット上で無料で受検できる。スコア認定証の取得は3150円。アドバイザーの受験の申し込みは2月20日から受け付け、費用は受験料1万5750円、インストラクター研修受講料1万500円。問い合わせはインターネット協会(03・3500・3255)。【岡礼子】
(毎日新聞) - 1月23日20時17分更新
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