2006年01月23日(月) 19時09分
懲役2年8月を言い渡す 京都地裁、「ワンクリック詐欺」(京都新聞)
インターネットのアダルトサイトで画面をクリックした利用者から入会金名目で金をだまし取る「ワンクリック詐欺」事件で、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)などの罪に問われたサイト運営会社社長田邉史朗被告(34)=岡山県倉敷市=の判決公判が23日、京都地裁であり、氷室真裁判長は「インターネットの性質を悪用し、その信頼を揺るがせた社会的影響は大きい」として、懲役2年8月、罰金30万円(求刑懲役5年、罰金30万円)を言い渡した。
判決によると、田邉被告は社員らと共謀して組織的な業務として、ホームページにアクセスした被害者らに、電子メールを送信するなどして入会手続きが完了したかのように誤信させ、計17万5000円をだまし取った。
この事件では、詐欺サイトのシステムを開発した別会社の社長(39)も同罪などに問われ、懲役2年、執行猶予4年の刑が確定している。
(京都新聞) - 1月23日19時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060123-00000017-kyt-l26