2006年01月21日(土) 10時02分
<無断販売>カタログ通販のセシール提訴 博多のギョーザ店(毎日新聞)
通販大手セシール(高松市)が飲食店に無断でギョーザをカタログ販売していた問題で、店を経営する福岡市博多区の食品会社「タイジェーインターナショナル」が20日、セシールを相手取り、毎日新聞など全国紙への謝罪広告掲載と5500万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
訴状によると、セシールは03〜04年、通販カタログ「食と花のカタログごちそう花便り」で5回にわたって「最強の餃子」を特集。その中で、東京都の飲食店「二○家」(にわけ)のギョーザでもないのに勝手に「東京四谷『二○家』 博多ひとくち鉄鍋餃子」と掲載し販売していた。カタログの発行部数は累計1000万部程度で注文客は1795人にのぼり、店の名誉と信用を損なわれとしている。
この問題を巡って、セシールは昨年2月、ホームページで店名の無断使用を公表したうえで謝罪しており、同3月には福岡県警が不正競争防止法違反容疑で本社などを家宅捜索するなど捜査に乗り出している。
今回の提訴についてセシール広報室は「訴状を見ていないのでコメントは差し控えたい」と話している。【取違剛】
(毎日新聞) - 1月21日10時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060121-00000019-mai-soci