2006年01月20日(金) 19時58分
教授が女性向けメールに「ハート」、セクハラで処分(読売新聞)
徳島大大学院(徳島市)で50歳代の男性教授が女性職員に対し、携帯電話で業務用メールを送った際に、絵文字の「ハートマーク」をつけていたとして、同大は20日、「セクハラ行為にあたる」として、この教授を懲戒戒告処分にしたと発表した。
大学によると、大学院ヘルスバイオサイエンス研究部の教授。昨年1〜5月に、携帯電話で送信した業務用のメール約60通のうち約10通について、末尾に数個の「ハートマーク」を添付していた。文面は資料の準備や会議室の予約を指示する内容だった。
女性職員からの相談を受け、大学内に人権調査委員会を設置し、教授に聴取。同委員会に対し、教授は「女性がはっきり『嫌だ』と言わなかったので続けたが、メールの反応などで嫌がっていると感じていた」と話したという。
同委員会は「不快感を与えていると認識しながら続けており、上司として不謹慎。教授という立場を考えて、厳しい処分とした」と説明。
青野敏博・同大学長は「今後このような事が起きないように、教職員の服務規律の厳正な保持を図りたい」とのコメントを出した。
(読売新聞) - 1月20日19時58分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060120-00000313-yom-soci