2006年01月19日(木) 22時24分
筑波大病院から患者情報流出…パソコンがウイルス感染(読売新聞)
筑波大は19日、茨城県つくば市の同大付属病院に入院していた患者41人分の氏名や病名、症状、検査データなどの個人情報が、インターネット上に流出していたと発表した。
このうち20人が実名で、一部は年齢もわかるという。
同大によると、同大医学専門学群6年の男子学生が2004年4月から05年6月まで行った臨床実習のリポートを作成するため、10診療科にまたがる41人分の個人情報を、自分のノートパソコンに保管。昨年7月以降、自宅でファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を使用して音楽ファイルを入手した際、ウイルスに感染。10月ごろからネット上に患者情報が流出していたという。
同病院は、患者情報は匿名で取り扱い、学外への情報持ち出しには許可が必要などのルールを設け、患者情報が入ったパソコンはインターネットに接続しないよう指導していたという。
同学群の中山凱夫(よしお)学群長は「学生に対しての指導・監督体制が不十分だった」と謝罪。来週中にも、全学生に対し、患者情報の取り扱いなどについて周知徹底を図りたいとしている。
(読売新聞) - 1月19日22時24分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060119-00000314-yom-soci