2006年01月19日(木) 18時00分
ヤマト運輸の請求棄却=「公社の不公正取引ない」−ゆうパック訴訟・東京地裁(時事通信)
コンビニエンスストア大手「ローソン」の店舗で扱っている郵便小包「ゆうパック」のサービスは不当廉売などの独占禁止法違反に当たるとして、宅配便大手ヤマト運輸(東京都)が日本郵政公社を相手にサービスの差し止めなどを求めた訴訟の判決で、東京地裁(市村陽典裁判長)は19日、「不公正取引には当たらない」として請求を棄却した。
市村裁判長は「公社がヤマトより不当に安い料金を設定したり、郵便局内のローソン店舗の賃料を相場より低くしたとは認められない」と指摘。「独禁法が禁じた不当廉売や不当な利益による顧客の勧誘には当たらない」と述べ、ヤマト側の主張を退けた。
(時事通信) - 1月19日18時0分更新
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