2006年01月19日(木) 22時13分
ローソンの「ゆうパック」差し止め、ヤマトの請求棄却(読売新聞)
コンビニエンスストアのローソンで取り扱っている郵便小包「ゆうパック」のサービスが、独占禁止法で禁じる不公正な取引にあたるとして、宅配便最大手のヤマト運輸(東京都中央区)が日本郵政公社に対し、ローソンとの委託契約の撤回や不当廉売の差し止めなどを求めた訴訟の判決が19日、東京地裁であった。
市村陽典裁判長は、「不当に安い料金で提供されているとは言えず、原告の事業活動を困難にするほどの損害を与えているとも認められない」と、請求を棄却した。
ヤマト運輸は、「優遇措置を受けている郵政公社が、民業を圧迫して業務を拡大するのは不当」とも主張していたが、判決は、「独禁法は、民業圧迫に該当するかどうかを考慮するものではない」と退けた。
ヤマト運輸の話「今後も、民間との競争条件が整わない中での、公社の業務拡大には断固反対していく」
日本郵政公社の話「判決は公正妥当。引き続き利便性の向上に取り組んでいく」
(読売新聞) - 1月19日22時13分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060119-00000113-yom-soci