2006年01月16日(月) 16時06分
振り込め詐欺:泉署員を装う手口、電話相次ぐ−−仙台 /宮城(毎日新聞)
仙台市内の高齢者宅に、県警泉署員を名乗る男からの「振り込め詐欺」電話が相次いでいる。息子の事故を装い、示談金を請求する手口で、同署は「警察が示談を仲介することはない」と注意を呼びかけている。
電話の男は「わたしは泉署員の刑事だ」と切り出し、息子の実名を挙げながら「あなたの息子を強制わいせつで逮捕した」「弁護士を入れ、示談の方向で進めている」と現金500万円を要求。息子を名乗る別の男も電話に出て、泣きじゃくりながら「ゴメン」と繰り返すなど、手口が巧妙だという。
11日に同署に相談が寄せられて発覚。未遂に終わっているが、狙われたのは市内に住む70歳前後の高齢者世帯で、いずれも息子が同市内の県立高校の卒業生だったことから、同署はこの高校の卒業者名簿が流出したとみている。【赤間清広】
1月16日朝刊
(毎日新聞) - 1月16日16時6分更新
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