2006年01月16日(月) 13時11分
架空の顧客で売買映像 日テレニュースでやらせ(共同通信)
日本テレビは16日、昨年夏放送の「ニュースプラス1」などで、個人情報の名簿を売買する映像に、架空の顧客を登場させるやらせがあったことを明らかにした。
日本テレビはやらせ映像を企画・取材した外部の制作会社との取引を中止。16日放送の同番組などで謝罪するとともに、社内の処分も検討している。
問題があったのは、昨年7月6日と9月19日に同番組などで放送された名簿を売買するシーン。個人情報の売り買いを映像化するため、制作会社スタッフは3カ月間張り込み取材を続けた。しかし個人情報を購入する顧客が現れなかったため、スタッフの知人を顧客に仕立てて収録した。名簿を売る「名簿屋」は実在しているという。
業界関係者からの告発で、問題が発覚した。
日本テレビ総合広報部は「視聴者の信頼を裏切る結果となり、深くおわびします。社内のチェック体制を強化して、再発防止に努める」としている。
(共同通信) - 1月16日13時11分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060116-00000090-kyodo-ent