2006年01月13日(金) 18時27分
胃かいよう薬「混同せぬ」 類似主張のエーザイ敗訴(共同通信)
製薬会社エーザイ(東京)が自社の胃かいよう治療薬とカプセルの色などが類似しているとして、大洋薬品工業(名古屋市)に同種治療薬の製造、販売差し止めと約890万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は13日、請求を棄却する判決を言い渡した。
エーザイは胃かいよう薬をめぐって製薬会社計12社を提訴し、今回が最初の判決。
高部真規子裁判長は判決理由で「カプセルなどの色彩構成はありふれたもので、顕著な特徴がなく、医師らも薬品を商品名で識別しているので、混同の恐れはない」との判断を示した。
判決によると、エーザイは胃かいよう治療薬「セルベックスカプセル」を開発、1984年から販売したが、大洋薬品工業はエーザイの特許が切れた97年7月以降、同じ効果の「セループカプセル」を販売した。
(共同通信) - 1月13日18時27分更新
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