2006年01月13日(金) 02時54分
首都高ETC 8時間ストップ 約6万台に影響 「過去最大規模」(産経新聞)
十二日午前八時十五分ごろ、首都高速神奈川線の二十九料金所と湾岸線舞浜料金所(千葉県)の計三十料金所で、ノンストップ料金収受システム(ETC)が故障し、支払いができなくなった。復旧に約八時間かかり、首都高速道路会社は、推定で約六万台に影響が出たとしている。
この間は、ETC専用レーンを封鎖したり料金収受員を配置し、現金による支払いだけとなった。このためETC利用車の通行に限定した料金割引の適用を求めた利用者については、後日申告してもらうよう要請した紙を渡し、無料での通行を認めた。
現金で支払った利用者に対する差額の返還は、考えていないという。
首都高速会社は「ETCのプログラムのトラブルで、無料通行を認めたのは初めて。影響台数は、過去最大規模」としている。
首都高の料金所では、日曜と祝日の昼間を中心に、ETCを利用した自動車の車載器の料金表示が正しくできないため、プログラムを改修中。十一日夜にシステムのデータを更新し十二日朝、コンピューターを再起動しようとしたが、動かなくなったという。同社は「プログラムの検証が不十分だった」としている。
(産経新聞) - 1月13日2時54分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060113-00000019-san-soci