2006年01月13日(金) 16時45分
リフォーム詐欺:社長ら4人を逮捕 高齢者らに不要な工事−−県警など /長野(毎日新聞)
高齢者らを狙い、不要なリフォーム工事契約を繰り返させたとして、県警生活環境課と上田署などは12日、長野市西尾張部の住宅リフォーム会社「アドバンス」社長、萩原直幸容疑者(46)=長野市稲葉=と同社役員を特定商取引法違反(不実の告知)の疑いで、同社の従業員2人を詐欺などの疑いで逮捕した。被害は中信、東信地方を中心に十数件、数百万円に上るとみられ、同課などで追及している。昨年から全国的に「リフォーム詐欺」被害が報告される中で、県内での摘発は初めて。
他の逮捕者は長野市大豆島、同社役員、鴨田尊裕(37)▽同市稲葉、同社社員、大野剛(32)▽同所、同、松瀬亮輔(29)——の3容疑者。
調べでは萩原容疑者らは04年7月8日、上田市の無職女性(28)に「床の換気が不十分で柱が腐る」などとうそを言って、床下改修工事を契約解除に関する表記に不備のある書類で契約。工事代金31万5000円をだましとった疑い。また、同年7月15日には長和町の独り暮らしの無職女性(84)にもうその説明と不備のある契約で、工事代金31万5000円をだまし取ろうとした疑い。
昨年6月に松本市の独り暮らしの女性から「必要のない床下工事が行われた」との相談があり、同社の契約状況などを調べていたという。同課などでは12日朝から同社を捜索し、関係書類などを押収した。
松瀬容疑者は「詐欺はしていない」と容疑の一部を否認しているが、他の3人は容疑を認めているという。【神崎修一】
1月13日朝刊
(毎日新聞) - 1月13日16時45分更新
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