2006年01月12日(木) 19時53分
コエンザイムQ10配合食品、虚偽表示で警告(読売新聞)
老化防止などに効果があるとされる物質「コエンザイムQ10」を配合した健康食品を販売する際、虚偽の表示をしていたとして、公正取引委員会は12日、健康食品販売会社「ネイチャーラボ」(東京都渋谷区)に、景品表示法違反(優良誤認)の疑いで警告した。
公取委によると、同社は2004年11月から05年3月までに販売した商品について、1日の摂取量である3錠(計300ミリ・グラム)にコエンザイムQ10が18ミリ・グラムしか含まれていないにもかかわらず、「コエンザイムQ10 300ミリ・グラム」などと容器のラベルに表記していた。
コエンザイムQ10は、酵素の働きを助ける「補酵素」の一種。ここ数年、疲労回復や美肌などの効果があるとして人気を呼び、健康食品の市場規模は年間約150〜200億円に上るという。ネイチャーラボは「警告を真摯(しんし)に受け止め、お客様に安心してお飲みいただける表示をするよう努める」としている。
また公取委は、同様の表示を行っていた他の2社についても、12日までに注意した。
(読売新聞) - 1月12日19時53分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060112-00000411-yom-soci