2006年01月11日(水) 17時00分

「裏金和解を代々引き継ぎ」＝グローバリー社長ら罪状認める−名古屋地裁（時事通信）

　顧客トラブルを隠すため、経済産業省と農林水産省に虚偽報告をしたとして、商品取引所法違反罪に問われた「グローバリー」（名古屋市東区）の社長山田保弘被告（45）ら3人と法人としての同社の初公判が11日、名古屋地裁（伊藤納裁判長）で開かれ、全員が起訴事実を認めた。
　検察側は冒頭陳述で、同社が1984年から借名口座を使った自己取引で裏金を捻出（ねんしゅつ）し、顧客へ和解金を支払っていたと指摘。トラブル隠しの方法は代々の役員に引き継がれていたと述べた。
　山田被告は被告人質問で、「申し訳ない気持ちでいっぱい。残務処理や決算などが終わったら辞任したい」と述べた。　

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060111-00000071-jij-soci