2006年01月05日(木) 08時49分
架空請求の相談激減 悪質商法110番 府警まとめ (京都新聞)
京都府警は2005年1月から11月末までの「悪質商法110番」の受理件数をまとめた。インターネットのアダルトサイト利用料をかたる架空請求の相談が前年(04年)同期の4割足らずの584件まで激減した。担当する生活経済課は「架空請求の被害や手口が広く知られるようになり、請求された人が冷静に対応できるようになったからではないか」とみている。
同課によると、アダルトサイト利用料名目の架空請求に対する相談は、03年同期が988件、04年同期が1566件と年々増加していた。また債権回収名目の架空請求についても、05年同期は3件だけで04年同期(96件)から激減した。
悪質商法110番を1987年に設けて以降、04年同期は初めて全相談件数が2000件を突破。しかし、05年同期は架空請求の相談が減った影響で、半数近くの1045件にとどまった。
一方、悪質リフォーム関連は04年同期と比べて5件多い26件。商品を突然送り付けて料金を請求したり電話などで資格取得を勧誘したりする通信販売関係は48件と04年同期の2・4倍になっている。生活経済課は「架空請求に関しては減少したといっても全相談件数の半数余りを占めており、注意を続けたい」としている。
悪質商法110番の受け付けは、平日午前9時−午後5時45分、TEL075(451)9449。
(京都新聞) - 1月5日8時49分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060105-00000004-kyt-l26