2005年12月30日(金) 20時14分
特許庁、偽ブランド品業者への罰則強化…罰金3倍も(読売新聞)
特許庁は30日、特許や商標などの知的財産権を侵害した業者に対する罰則を強化する方針を明らかにした。
現在、法人の罰金は特許と商標が「1億5000万円以下」、意匠と実用新案が「1億円以下」となっているが、いずれも「3億円以下」に引き上げる。偽ブランド品の販売など組織的な犯罪が横行しているため、抑止効果を高めるのが狙い。
特許法などの改正案を2006年の通常国会に提出し、07年にも施行する。
個人の罰則も強化する。実用新案と意匠の罰則は現在、「3年以下の懲役か300万円以下の罰金」だが、これを「5年以下の懲役か500万円以下の罰金」に引き上げ、特許や商標と同じ基準にする。これまで懲役か罰金のいずれかしか科されなかったが、両方を同時に科すこともできるように改める。
(読売新聞) - 12月30日20時14分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051230-00000312-yom-bus_all