2005年12月15日(木) 13時08分

ネットで殺害依頼、サイト管理者に有罪判決（読売新聞）

　東京消防庁の元女性救急隊員（暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕後、起訴猶予）が、インターネットのサイトを通じて不倫相手の妻の殺害を依頼した事件で、元隊員から現金をだまし取ったとして詐欺罪に問われたサイト管理者、東京都杉並区、探偵業奥平明男被告（４９）の判決公判が１５日、東京地裁八王子支部であった。

　小野寺明裁判官は「犯行は巧妙で悪質。ネットを利用した犯罪は社会問題化している」などとして懲役１年６月、執行猶予４年（求刑・懲役１年６月）を言い渡した。

　判決によると、奥平被告は昨年１２月、自ら運営するサイトを通じて殺害を依頼してきた元隊員に対し、実際には殺害を請け負うつもりがないのに引き受けたように装い、「調査を開始する」として３回にわたり現金を要求、計１６５万円をだまし取った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051215-00000304-yom-soci