2005年12月12日(月) 12時17分
政府が輸入再開決定 2年ぶり、米国産牛肉(共同通信)
政府は12日、牛海綿状脳症(BSE)の発生で停止している米国・カナダ産牛肉について、輸入再開を正式決定した。農水省がBSE対策本部を開き、再開を決めるなど同省と厚生労働省が必要な手続きを終了。米国産牛肉の解禁は約2年ぶりとなる。禁輸以前には日本の輸入牛肉市場の約4割を占めオーストラリアに次ぐ供給国だった米国から、年内にも輸入が再開される。
禁輸解除の対象はBSEの危険性を抑えるため、生後20カ月以下で、病原体がたまりやすい脳などの特定危険部位を除去した牛の肉に限定。
米国は日本向けに輸出できる食肉処理施設の認定などに着手する見込みで、早ければ年内にも輸入牛肉が日本の消費者に届くことになる。ただ月齢条件などがあり供給量が限られるため、牛丼に使われるばら肉、牛タンなど、部位によっては品不足が続きそう。
(共同通信) - 12月12日12時17分更新
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