2005年12月08日(木) 17時36分
モニター商法訴訟：パソコン詐欺を認定 地裁、会社側に１５０万円支払い命令 ／福岡（毎日新聞）
いわゆる「モニター商法」でパソコンを買わされたとして、県内などの顧客２９人がパソコン販売会社「アルファインターナショナル」（福岡市）などを相手に計約２０００万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が７日、福岡地裁であった。木村元昭裁判長は「アルファ社側は虚偽の説明で会員を募集した。その手法は詐欺行為に当たる」と認定、計約１５０万円の支払いを命じた。
判決によると、２９人は９９年１０月〜００年５月、アルファ社からパソコンを購入すると同時に、同社の提携会社と会員契約を結んだ。パソコン代金は市場価格よりも高額だったが、アルファ社側は「インターネットの広告を閲覧すれば広告主からの広告料が会員に支払われる。実質的には無料でパソコンを入手できる」などと説明した。しかし、アルファ社は広告料支払いの合意をした広告主もなく、００年９月には顧客への報酬支払いが止まり、両社の事務所も閉鎖された。【笠井光俊】
〔福岡都市圏版〕
１２月８日朝刊
（毎日新聞） - 12月8日17時36分更新
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