2005年11月25日(金) 00時00分

旧商工ファンドに業務停止命令、委任状を不当作成（ZAKZAK）

　関東財務局は２５日、商工ローン最大手のＳＦＣＧ（旧商工ファンド）が顧客の財産を強制的に差し押さえるための委任状を不当に作成していたとして、同社に業務停止命令を出す方針を固めた。同社は委任状を使った強制的な債権回収が問題視されており、金融庁や同財務局は貸金業法に違反する悪質な行為と判断、行政処分に踏み切る考え。

　これに対しＳＦＣＧは同日、「法律違反はない」として、東京地裁に行政処分の差し止めを求める仮処分を申し立てたと発表した。同財務局は予定通り業務停止命令を発動する構えだが、東京地裁の判断によっては処分の行方も流動的となる。

　ＳＦＣＧは１９７８年に「商工ファンド」として創業し、２００２年に現社名に変更。融資残高は０４年７月現在で３４３５億３５００万円。

ZAKZAK 2005/11/25

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_11/t2005112532.html