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再審査の結果について区は、同マンションが「震度5強の地震でも倒壊の恐れを否定できない。くいの一部も基準を満たしておらず、倒壊とまでは言い切れないが、震度5弱や長期の自重でも、たわみなどの危険性はある」などと説明した。
国土交通省が二十一日に公表した、耐震性を計算し直した結果でも「震度5強程度で倒壊の恐れが」としていた。区の審査でも、これが裏付けられた。同省の調査では、震度6強でも人命を守る最低限の基準として、Qu/Qun値「一」以上が必要。同マンションは「〇・三七」だった。
この日の住民説明会は同マンション近くの小松橋区民館で行われ、同区都市整備部の幹部が、調査結果などを報告。
マンションから住民が退去した際に区営住宅三戸を提供できることや、都などに都営住宅の供給などを要望しており、今週中にも結果が分かることなどを説明した。
終了後、管理組合理事長の男性(42)は、「生命の危機をより深刻に受け止めた。近隣にも迷惑をかけることになりそうで、ますます不安が募った」と話した。別の自営業男性(47)は、「国内で震度5強は何回も起きているので…」と硬い表情で話していた。
また、マンション近くに住む女性が説明会への出席を求めたが、区は住民を対象にしていることを理由に入室を拒んだ。
会場を訪れた同区の鈴木康吉区議は、「近所から不安の声が上がっている。(近隣住民にも)もっとオープンにすべきではないか」と話した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20051123/lcl_____tko_____000.shtml