2005年11月21日(月) 08時03分
着工後検査でも発見できず 耐震強度の偽造問題(共同通信)
首都圏のマンションなど21棟の建築確認に耐震強度などを偽造した姉歯建築設計事務所(千葉県市川市)の構造計算書が使われた問題で、21棟のうち20棟の審査をした指定確認検査機関「イーホームズ」(東京都)が、中間検査や完了検査も実施しながら不備を見つけられなかったことが、21日までに分かった。
中間検査は、建物の施工中に構造が建築基準に適合しているかどうかを確認する検査。建物の規模や自治体によっては実施しない場合もある。
「建築確認時の書類審査と異なり現物を確認するため、鉄骨の量が少ない点などに注目すれば不備を発見できた可能性はある」と指摘する建設業界関係者もいる。
(共同通信) - 11月21日8時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051121-00000010-kyodo-soci