2005年11月19日(土) 00時00分

「過払い金」全国一斉提訴 ３６人、７５００万円返還求め （東京新聞）

　「全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会」（東京都）の呼び掛けで、多重債務者らが利息制限法の上限（１５−２０％）を超えて支払った過払い金の返還を求めている全国一斉提訴に絡み十八日、県内でも大手消費者金融など二十一社を相手取り、三十六人が総額約七千五百万円の返還を求める訴訟を前橋地裁などに起こした。

　訴えたのは、栃木県足利市内の三人を含め、県内の被害者の会に相談があった二十−八十代の男女計三十六人で、群馬、栃木両県の地裁、簡裁に提訴した。原告代理人によると、四社に対し、過払い額が一千万円を超す債務者もいるという。

　代理人の柿沼祐三郎弁護士は「多重債務者のほとんどは利息制限法の上限を超えて利息を払っていると思う。違法金利の存在を知らせたい」と話している。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/gnm/20051119/lcl_____gnm_____003.shtml