2005年11月18日(金) 03時07分
＜情報流出＞広島県警の警察官３３人分の住所録、ウィニーに（毎日新聞）
広島県警警察官の住所録がファイル交換ソフト「ウィニー」のネットワーク上に流出していることが１７日分かった。流出経路は不明だが、関係書類なども漏れている可能性があり、広島県警は「真偽を含めて調査する」と原因の解明に乗り出した。
流出した住所録は３３人分。氏名、所属部署のほか、実家住所や携帯電話番号、携帯電話のメールアドレスなどが記載されている。ファイル名や記録などから、警察学校の同期生の名簿で、住所録に載っている１人が０３年末に作成し、今月に入って流出したとみられる。
ウィニーの原理で言えば、流出の原因は、▽そのファイルを保存したパソコンでウィニーを使った▽ウィニーの設定ミスか暴露ウイルスに感染した——可能性が高い。このため、流出元から別のファイルが漏えいしている疑いがある。
ウィニーの暴露ウイルス感染による個人情報などの流出は今春以降、相次いで表面化。感染すると、多数のファイルがパッケージ化され、ひとまとまりの状態で流出するが、今月初めに漏えいが発覚した原発修理報告書などはファイルが一つずつ流出。今回も一つのファイル単独の流出で、感染などで漏れた各種情報を入手した何者かがファイルをバラバラにして再び漏えいさせた可能性が高い。
▽広島県警広報課の話 調査するが、本物かどうかなどについては個人情報なので一切コメントできない。
（毎日新聞） - 11月18日3時7分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051118-00000020-mai-soci