2005年11月18日(金) 06時41分
建築確認審査を緊急調査 国交省が再発防止策検討(共同通信)
首都圏のマンションなど21棟の建築確認に偽造した構造計算書が使われた問題で、国土交通省は18日までに、民間の確認検査機関や建築主事がいる自治体に対し、審査が適切に行われているかどうか緊急調査するよう指示した。24日までに現状を報告するよう求めている。
国交省は多数の偽造が見抜かれないまま建築確認に至った点を重視し、社会資本整備審議会建築分科会に専門部会を設置することを決めた。再発防止策を検討するとともに、検査機関などには審査が形式的にならないよう注意喚起する方針。
18日午後には、東京都、千葉県、神奈川県など関係自治体の担当者を集めて対策連絡協議会を開き、今後の対応を協議する。
千葉県は、構造計算書の偽造を認めた姉歯建築設計事務所に対し、10日から17日にかけ計4回立ち入り調査し、業務メモなど関係書類の任意提出を受けた。姉歯秀次一級建築士からは引き続き事情を聴く。
(共同通信) - 11月18日6時41分更新
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