2005年11月17日(木) 23時57分
震度5強で2棟倒壊の危険 3都県マンション、ホテル(共同通信)
建築確認書類が偽造されていることが発覚した千葉県船橋市のマンション=17日夜
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国土交通省は17日、東京、千葉、神奈川の3都県のマンション20棟とホテル1棟の計21棟で、設計事務所が偽造した構造計算書が建築確認の際に使われていたと発表した。
ホテル1棟(東京都中央区)を含む14棟は既に完成し、耐震性が不足している恐れがある。うち、千葉県船橋市湊町の湊町中央ビルと川崎市のマンションの計2棟は、いずれも建築基準の3割から7割程度の強度しかなく、震度5強の地震で倒壊する可能性が確認された。
国交省は建築基準法違反の疑いで、書類を偽造したとされる千葉県市川市の姉歯建築設計事務所と、事務所を1人で経営する姉歯秀次・一級建築士(48)の刑事告発を検討。同事務所は21棟以外にも、最近5年間に約90棟の建築確認にかかわっていたとされ、書類偽造がなかったかどうか調べる。
(共同通信) - 11月17日23時57分更新
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