2005年11月17日(木) 20時33分
「国籍理由に入居拒否」韓国人弁護士が賠償請求(読売新聞)
外国籍を理由に賃貸マンションへの入居を拒否されたとして、在日韓国人の弁護士・康由美さん(40)が17日、家主と大阪市に計550万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。
訴状によると、康さんは今年1月、友人と2人で同市北区の賃貸マンションを借りようとしたが、家主から「他の入居者が強硬に反対している」と断られた。その後、康さんが拒否の理由を確認したところ、家主は「入居条件は家族限定」と説明したという。
康さんは「国籍を理由とした入居差別であることは明白で、憲法で保障された居住権の侵害。市には差別を禁じる条例を制定する義務があったのに怠った」と主張している。
家主は「以前、外国人が入居していて、他の入居者が困ったことがあったので、なるべく外国人よりも日本人を募集している」などと話している。
(読売新聞) - 11月17日20時33分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051117-00000412-yom-soci