2005年11月12日(土) 00時00分
リフォーム巡る相談 増加 県消費生活室(朝日新聞・)
県消費生活室は4月から9月までの半年間に県民生活センターで受け付けた消費生活相談件数を公表した。不当請求・架空請求に対する苦情相談が大幅に減った結果、苦情相談件数は4235件で昨年同期と比べ41・5%減少した。これまで多かったはがきによる請求への相談が激減したのが原因だが、一方で、ホームページ上のバナー広告などを一度クリックするだけで登録料などを請求される「ワンクリック詐欺」の被害相談が目立っている。
不当請求・架空請求に関する相談件数は1723件。昨年同期の約30%に過ぎない。相談件数の約7割は、パソコンもしくは携帯電話を請求手段としているケースで、大半が「ワンクリック詐欺」によるものという。30代以下の相談が60%を占め、未成年者からの相談も195件あった。
逆に、昨年同期と比べ相談が増加したのは、住宅リフォーム工事やマルチ商法に関する相談だ。
屋根の工事、耐震工事などリフォームに関する相談は昨年同期の1・5倍にあたる128件が寄せられた。床下換気扇の設置などについての相談もあわせると148件。多くが訪問販売によるもので契約者の約60%が60代以上だった。
一方、マルチ商法についての相談者は約35%が20代以下。学生が「よいアルバイトがある」と誘われ、商品を買い取って売るように求められたため「返品したい」と相談してきたケースなどがあったという。
(11/12)
http://mytown.asahi.com/mie/news02.asp?kiji=7889
|