2005年11月09日(水) 13時48分
皇室関係者装い融資詐欺 被害3億円か(共同通信)
皇室関係者を装い「宮内庁の資金で事業立ち上げを支援する」と架空の融資話を持ち掛け、申込金名目で現金1600万円をだましとったとして、警視庁捜査2課は9日までに、詐欺の疑いで福岡県那珂川町道善、無職吉山春吉容疑者(74)と、東京都文京区向丘、無職折出寿三容疑者(60)を逮捕した。2人は容疑を否認している。
警視庁によると、2人は実在しない皇室関係者と「天照記念財団代表」を名乗り、菊の紋章のバッジや財団の案内書を用意。「陛下から日本再生のために大企業より中小企業に(資金を)使ってほしいと言われた」などと巧みに話し、相手を信じ込ませていた。
捜査2課は、被害が1998年から2001年までに全国で20数人、計約3億円に上るとみて追及する。
(共同通信) - 11月9日13時48分更新
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