2005年11月07日(月) 22時58分
偽メール登録料詐取、ネットジャーナリストら5人逮捕(読売新聞)
「ワンクリック詐欺」で現金をだまし取ったとして、岩手県警は7日、東京都中野区新井、インターネットジャーナリスト森一矢容疑者(35)ら計5人を詐欺の疑いで逮捕したと発表した。
森容疑者はネット犯罪の被害防止策にも精通し、テレビ出演や著書なども多く、ホームページ上で被害者の相談にものっていた。
県警は余罪は全国で約450件、被害額は約2800万円に上るとみている。
調べによると、5人は昨年11月16日ごろ、神奈川県内の女性(33)の携帯電話に携帯電話会社を装ってメールを送信。文面に表示した偽サイトのアドレスをクリックした女性に対し、「登録料が未納。支払わなければ裁判にする」などと督促のメールを送り、銀行口座に現金数万円を振り込ませ、だまし取った疑い。
5人は昨年8月ごろから都内のマンションを拠点に不特定多数の人にメールを送り始め、同10月ごろには、偽サイトへの接続率を高めようと携帯電話会社を装うようになった。
森容疑者が主導し、他の4人が振り込み口座や通帳の管理、パソコン操作などにあたっていたとみられている。森容疑者以外は容疑を大筋で認めているという。
逮捕されたほかの4人は、東京都渋谷区神南、会社役員大賀達雄(28)、川崎市高津区、フリーター豊田敏宏(26)、神奈川県相模原市相模大野、飲食店従業員佐藤力弥(31)、住所不定、無職佐々木良保(29)の各容疑者(いずれも盛岡地裁に同罪で起訴済み)。
(読売新聞) - 11月7日22時58分更新
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