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2005年11月07日(月) 22時03分

東証システム障害、原因は富士通の作業指示書記載漏れ読売新聞

 東京証券取引所は7日、11月1日に全銘柄の株式売買が一時停止した大規模なシステム障害の原因について、システムを開発した富士通が作った作業指示書の記載漏れで、プログラム修正の入力ミスが発生したためと発表した。

 入力ミスで、売買成立に必要な証券会社の情報を読み込むプログラムが不具合を起こし、全システムが停止したという。東証はこうした原因に関する調査結果を金融庁に報告した。

 これに対し富士通は「東証の発表内容は基本的に受け入れるが、賠償など具体的な責任については、東証が最終的な対応を決めた時点で判断したい」としている。

 東証は10日に臨時取締役会を開き、詳細な調査結果や再発防止策のほか、鶴島琢夫社長ら役員への処分を決定し、15日までに金融庁に報告する。

 東証によると、10月13日に、記載漏れのある作業指示書に沿って、証券会社の情報を読み込むためのプログラムを更新したため、誤った情報が入力されたという。

 これがもとで、プログラムが、本来収まっている場所から想定外の場所に移動して証券会社の情報を読み込めなくなり、異常を感知したシステムが、自動的に停止したという。

 記者会見に出席した東証の天野富夫常務は、作業指示書自体の点検が不十分でなかったかに関して、「そこまで想定していなかった。今後はあらゆることに想定を広げ、事前にテストしたい」と述べた。
(読売新聞) - 11月7日22時3分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051107-00000012-yom-bus_all