アスベスト不法投棄か資材置き場に９３０キロ（東京新聞）

2005年11月07日(月) 00時00分

　五日午後七時二十分ごろ、埼玉県坂戸市紺屋にある土木建築会社の資材置き場を通りかかった近くの造園業男性（４８）が「アスベスト（石綿）のような物が入っている袋がある」と県警西入間署に通報。同署員が調べたところ、黄土色や灰色の土状の粉が入った透明のビニール袋二百三十個が投棄されていた。

　県廃棄物指導課などが簡易判定したところ、アスベストが含まれているとの反応があった。さらに色や粉の様子からアスベストの可能性が非常に高いという。同署は何者かが不法投棄したものとみて、廃棄物処理法違反容疑で捜査している。

　調べでは、ビニール袋は縦約二十五センチ、横約三十センチ。重さは合わせて九百三十キロ。資材置き場は自由に出入りできる。土木建築会社は資材置き場を使っておらず、現場には普段から電気製品などが不法投棄されていたという。

　同課によると、アスベストと断定されれば、県内の不法投棄では初。県西部環境管理事務所東松山支所で正式に検査する。

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