2005年11月05日(土) 16時20分
アスベスト:県立4校で基準値超す−−県教委調査 /栃木(毎日新聞)
県教委は4日、県が実施している県有施設のアスベスト(石綿)の含有調査で、県立高など4校の建材から基準値以上のアスベストが見つかったと発表した。空気中への飛散はほとんどなく、ただちに人体に悪影響を及ぼすレベルではないという。
見つかったのは▽小山城南高▽佐野松陽高▽矢板高▽栃木養護学校の4校。小山城南高では階段2カ所、佐野松陽高は変電室やボイラー室、階段など5カ所、矢板高からは体育館更衣室、栃木養護学校では寄宿舎の教室など2カ所で、それぞれの建材から、国の安全基準の1%を上回る1・4〜10・8%のアスベストが検出された。空気中への飛散は「検出できるレベルに達していない」という。
すでに一部はアスベストの露出部分をビニールシートで密封する工事をしており、立ち入り禁止区域を設けた学校もあるという。
県教委はこれまでに、所管の113施設のうちアスベストが含まれている可能性のある47施設で調査を実施。これまでに4校を含む8施設で調査を終えている。県教委を含む県有施設全体の調査結果が出るのは今月中旬以降の見通し。現在、各自治体でも小中学校などの調査を進めている。【吉井理記】
11月5日朝刊
(毎日新聞) - 11月5日16時20分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051105-00000072-mailo-l09