2005年11月01日(火) 11時00分
株式売買システム、現時点で再開のめどはたっていない=東証常務(ロイター)
[東京 1日 ロイター] 東京証券取引所の天野常務は、記者会見で、現時点で株式売買システムの再開のめどはたっていない、と述べた。
また、障害の原因について不明であると説明した。この点について、天野常務は、現象面ではソフトが問題としたうえで、「潜在的なバグであるのか、何からの不具合が生じたのか、現時点で障害発生の理由はわからない」としている。
さらに31日から1日にかけて、システムに関する作業は何ら行っておらず、TOPIXの浮動株化により商いが集中したことも理由ではない、と指摘した。
市場では、TOPIXの浮動株化により、商いが集中する場面があったとの見方も広がっているが「浮動株化に絡んだ商いは10月28日の大引けの段階に集中。その後、週明け31日は取引を行っている。31日の売買も影響していないと思う」(天野常務)と説明した。
東京証券取引所は、週明けの31日からTOPIX算出方法を個別銘柄の浮動株比率を反映したシステムに移行したが、それに伴いTOPIX連動型のファンドの売買高が引けにかけて膨らむとの観測が出ていた。売買が急増すればシステム面でのリスクも高まるとの見方があった。
(ロイター) - 11月1日11時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051101-00000594-reu-bus_all