2005年10月28日(金) 11時23分
“おわび行脚”の最中に視聴者名簿紛失…NHK甲府(読売新聞)
NHK甲府放送局の職員が、視聴者52人分の氏名などを記した名簿を紛失していたことが28日、わかった。
名簿は、番組制作費の不正使用など一連の不祥事に絡み、同放送局に苦情を寄せた視聴者のもので、“おわび行脚”の最中だった。同放送局は再度、訪問し、紛失を謝罪することにしている。
同放送局によると、名簿には、苦情を寄せた甲府市内2地区の視聴者の氏名のほか、住所や苦情内容が記載されていた。
職員は、26日正午ごろから午後9時ごろにかけて、名簿をもとに作成した地図を見ながら全戸を訪問。自宅に戻った後、紛失に気づいた。紛失した時間や場所はわからないという。
職員は27日朝、同放送局に報告。他の職員とともに担当した地区を探して回ったが、名簿は見つからなかった。同放送局は同日、甲府署に遺失物届を提出し、28日朝のローカルニュースで初めてこの事実を明らかにした。
同放送局の小川幹男副局長は「安全管理の不徹底でこのような事態となり、視聴者に対し、申し訳ない」と話している。
(読売新聞) - 10月28日11時23分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051028-00000403-yom-soci