2005年10月27日(木) 00時00分
悪質リフォーム業者逮捕(朝日新聞・)
特定商取引法違反で3容疑者 必要のない住宅改修工事を勧めたなどとして、県警生活保安課などは26日、宮城県の元住宅リフォーム会社従業員3人を特定商取引法違反(不実の告知・書面の不交付)で逮捕した。酒田市と最上町の70代の女性が計70万円を請求されたほか、盛岡市の女性からも被害相談があり、今後は詐欺容疑でも調べる。
逮捕されたのはいずれも元住宅リフォーム会社従業員で、仙台市宮城野区高砂1丁目、会社員今野建二容疑者(37)、同若林区志波町、無職臼井鉄也容疑者(39)、同泉区実沢、同山本和仁容疑者(26)の3人。
調べによると3人は04年10月中旬ごろから12月初旬ごろにかけ、酒田市内の女性(74)と最上町の女性(74)方を訪れ、必要がない床下の防湿工事や補修工事などを持ちかけ、契約を結ぶ際、クーリングオフについて記載した書面を渡さなかった疑い。
今野容疑者らは住宅リフォーム会社に勤めていた当時、2人の自宅に来たことがあり、「その後いかがですか」と点検を名目に訪問。「洗面所など水回りがぐちゃぐちゃしている。水をよく吸い込む砂をまけば大丈夫」「床下は湿気が多い。このままでは仏様の床が抜ける」などと説明し、工事を勧めていたという。
最上町の女性は約60万円を支払ったが、今年4月ごろに床下を点検した別の業者から指摘され、だまされたことに気が付いた。酒田市の女性は工事代金7万円を請求されたが、クーリングオフの書面が渡されなかったため契約を解除した。
(10/27)
http://mytown.asahi.com/yamagata/news02.asp?kiji=7538
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