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2005年10月26日(水) 02時47分

ごみ箱からカード明細書で番号盗用 チケットをネット購入、152万円で売却産経新聞

派遣社員逮捕
 拾ったクレジットカードの利用明細書から、カードの会員番号を入力するなどし、人気格闘技の観戦チケットを購入したとして、警視庁は電子計算機使用詐欺の疑いで、パソコン会社派遣社員、鈴木崇之容疑者(29)=東京都北区志茂=を逮捕した。
 鈴木容疑者は今年六月から九月の間、都内のCD(現金自動支払機)コーナーに設置されているごみ箱で八人分の明細書からクレジットカード情報を入手し、格闘技「K−1」やミュージカルなどのチケットを他人名義で購入。ネットオークションや金券ショップで計約百五十二万円で売却し、借金返済に充てていた。
 調べでは、鈴木容疑者は新宿・歌舞伎町のCDコーナーのごみ箱で拾った板橋区の自営業男性(34)の明細書をもとに、八月二十四日、インターネットカフェのパソコンから、チケット購入サイト「電子チケットぴあ」にこの男性名義のクレジットカードの会員番号と有効期限を入力し、「K−1」の観戦チケット十八枚(約五十四万円)を詐取した疑い。チケットはネットオークションで計約四十万円で売却していた。
 明細書には、会員番号が記されていたが、有効期限の記載はなかった。オンラインゲームで電子マネーを取引する「ゲームチェック」と呼ばれる手法は、決済時にカードの会員番号と有効期限が必要だが、有効期限を何回入力しても制限がかからないため、数回入力していくうちに、有効期限が偶然判明し、チケットを入手できた。
 「電子チケットぴあ」を運営する、ぴあ広報部は「購入時にクレジットカードの暗証番号をチェックするなどセキュリティーを強化したい」としている。
(産経新聞) - 10月26日2時47分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051026-00000021-san-soci