2005年10月25日(火) 10時38分

ＡＴＭ盗撮逮捕の男、サングラス男と同行…面識あり？（読売新聞）

　ＵＦＪ銀行のＡＴＭ（現金自動預け払い機）盗撮事件で、銃刀法違反の現行犯で逮捕された無職男（３７）が、東京都品川区の無人ＡＴＭコーナーの防犯カメラに映っていたサングラスを掛けた不審な男と一緒に映像に映っていたことが２４日、警視庁捜査３課の調べでわかった。

　無職男は「サングラスの男と面識はない」と供述しているが、同課は実際には面識があり、無職男が事件の全容を知っている可能性があるとみて追及している。

　調べに対し、無職男は今月１３日、インターネットの掲示板で知り合った男から、文京区の駅のコインロッカーで受信機や携帯電話などが入った紙袋を受け取り、携帯電話のメールなどで指示され、小型カメラ入りの小箱を取り外すなどしたと供述。

　そのうえで、「指示された男に会ったことはないが、電話で話した限り、日本人ではないと思った」「サングラスを掛けた小太りの男から監視されているような気がした」などと供述していた。

　しかし、品川区の無人ＡＴＭコーナーの防犯カメラには、無職男とサングラスの男が、一緒にＡＴＭコーナーに入る様子が映っていた。また、無職男は「（逮捕直前に）自分が小型カメラを設置した」などと供述しているが、防犯カメラには、サングラスの男が小型カメラを設置する様子も映っていた。

　同課では、指示した男とサングラスの男は同一で、無職男がかばっている可能性があるとみている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051025-00000301-yom-soci