2005年10月21日(金) 12時48分
身内の受賞者を偽名で発表 公募誤解されると総務省(共同通信)
総務省秋田行政評価事務所(原沢文夫所長)が行政相談のイメージソングの歌詞公募で、同事務所の男性職員(39)が大賞を受賞したことを隠そうと、この職員の氏名を偽名で発表していたことが21日、分かった。
原沢所長は「職員の受賞が分かると、内部で話ができているとのあらぬ誤解を受けると思った。職員だと公表すればよかった。申し訳なく、反省している」と話している。同事務所は当初「個人情報だ」「受賞者の意向」として偽名以外の年齢や職業は公表せず、その後も職業を会社員と説明していたが、20日の表彰式で「身内」の受賞が発覚した。
総務省秋田行政評価事務所によると今年8月、応募者名を伏せて外部の音楽プロデューサーや原沢所長らが審査。大賞を決めた後になって職員と判明し、所長が職員と相談して対応を決めた。5万円相当の賞品は職員が受け取りを辞退したという。
(共同通信) - 10月21日12時48分更新
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