2005年10月21日(金) 17時39分
断種、神社参拝強要も ハンセン病訴訟２５日判決（共同通信）
日本植民地時代に造られたハンセン病療養所「小鹿島（ソロクト）更生園」（韓国、現国立小鹿島病院）と「楽生院」（台湾、現楽生療養院）に隔離収容されていた入所者ら１４２人が、国にハンセン病補償法に基づく補償請求を退けた処分取り消しを求めた訴訟の判決が２５日、東京地裁で言い渡される。
両療養所は戦前、日本のハンセン病患者隔離政策に基づいて開設。訴えによると、全土から集めた患者を強制収容して重労働や断種手術、神社参拝などを強要した。
元患者側の「植民地支配の中、日本以上に過酷な被害を受けたにもかかわらず彼らだけ補償されない。この不平等は何か」（弁護団事務局次長の鈴木敦士弁護士）との訴えをどう判断するかが焦点だ。
（共同通信） - 10月21日17時39分更新
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